2015年10月11日
2年に一度の科学の祭典「片平まつり」に今年も行ってきました!
我が家が参加するのは2年前に続いて2回目です。
このイベントは東北大学の片平キャンパス,星陵キャンパス,青葉山新キャンパスを無料シャトルバスで繋いで開催される大きなイベント。
意味は分からなくても科学が大好きな我が家(笑),今年も満喫させてもらいました。
我が家が楽しんできた内容と,頑張って研究している人たちの取り組みを紹介していこうと思います。
東北アジア研究センターさん主催の,金属探知機を使って地中に埋まった地雷を探す体験コーナー。
カンボジアでは現在も地雷が残っており,それを撤去するための技術についていろいろと研究されているらしい。
珍しいものを触って楽しさがあるだけでなく,いろいろと考えさせられる体験でした。
学際科学フロンティア研究所さん主催のコーナー。この研究所さんでは分野の違う科学者さんが集まって,将来解決しなければならない多くの課題を,さまざまな視点から考える取り組みを行っているそうです。
息子が体験しているのは,電気を作る方法に関する研究のコーナー。
「熱電材料」というものを使って,材料の片面だけを暖めると電気が発生するという不思議な現象の体験。
「熱電材料」の付いたファンを手のひらに乗せると,材料の片面が体温で温められて電気が発生し,ファンが回転する。すげー。
まだ発生する電気の量が微量なので,実用化するための研究が行われているそうです。
いっぱい電気が作れるようになったら,パソコンのファンとかに最適ですねー。
今度は「熱電材料」に電気を流してやると,温度差が生まれて氷を作れるほど冷たくなるという「ペルチェ効果」という現象を体験してみる。
電気を流したら,片面がめっちゃ冷たくなった!
私「あれー,これってなんか,どこかで習ったような・・・。」
息子「○○で習ったでしょ!まさか覚えてないの?」
私「すいません・・・。」
息子の成長とともに,お父さんの頭の悪さがバレてきた(笑)。
パソコンのCPUクーラーなんかで使われたりもしているらしい。コレ欲しいなぁー。
この「熱電材料」を利用した,すごい装置がコレ!
太陽から降り注ぐエネルギーを「光」と「熱」に分解し,「ソーラーパネル」による光発電と,「熱電材料」による熱発電を同時に行うハイブリッド発電システム!
次世代のために研究をされている人たちって尊敬しますねー!実用化に向けて頑張って欲しいです。
生物の骨に色付けし,筋肉を透明にした標本「透明骨格標本」の展示。
実際の展示物をデジカメで撮影し,拡大してみた。
ヒレまで綺麗に再現されている。
このブースで行われていた簡単なクイズに答えたら,なんと透明標本入りのマグネットを頂きました!
標本は「ヒラメ」。息子は「鮎」が欲しかったらしいけど,お父さんが「やっぱりヒラメだろ~」ってゴリ押ししてゲット!
後で「僕は鮎が欲しかったんだよー!」ってモメましたけどオッケー(笑)!
ビタミンを使った発光に関する実験。
細胞の動きを見る装置。
健康な細胞と糖尿病の細胞について動きを比較し,糖尿病の細胞に治療薬を投与すると,動いていなかった細胞が活性化するのが確認できる。すげーな!
天体を使ったカードゲーム。天文台祭りで毎年やっていた遊びがここでもやっていた。
天文台祭りのときと同じルールでやる遊びと,新しいルールでやる遊びを同時に実施しており,チビッ子から絶大な人気。
やっぱり子供は科学よりも遊びの方が楽しいのかもしれませんね。
車に付いている燃料噴射装置「インジェクター」の展示。
角田市にある「株式会社 ケーヒン」さんの出展。
最新型の車に付いている燃料噴射をする穴は肉眼で見る事が困難なほど小さくなっていて,顕微鏡を使って見てみる。
こんなに小さな場所に,燃料を噴射する穴が12個も開いているらしいです!
この「インジェクター」から実際に燃料が噴射され,計算した量が正確に出てくる様子を観察することができる。
いろいろ珍しいものがあって飽きないイベントなんだけど,今回は雨が時々降ってきたのが残念。
飲食コーナーでお好み焼きと焼きそば,豚汁を買って少し遅い昼ごはん。
今日は夕方から息子の習い事もあるので早めに帰り始めると,仙台駅まで歩く途中に住友生命仙台中央ビル(SS30)を発見!
かなり昔,このビル最上階の展望スペースから景色を眺めていたのを思い出した。
せっかく通りかかったので,久しぶりにチャレンジしてみた。
外が見えるエレベーター,めっちゃ怖えぇ~!
お父さんが後ろに下がってビビッているのに,息子は全然平気らしい。
15年~20年ぶり?のSS30展望スペース。
最上階はSORANOWA (ソラノワ)という名前の結婚式場になっていて,タイミング良く式の最中に遭遇,場違いなオーラを放ってしまった我が家(笑)。
雨が降ったり止んだりの天気なので遠くまでは見通せないけど久しぶりの景色を楽しんできました。
片平まつりは2年に一度,次は2017年だと思います!