2015年7月19日
科学系イベントが大好きな我が家,今回は東北大学川内キャンパスで毎年行われている「サイエンスデイ」に行ってきました!
このイベントは毎年チェックしていたんだけど,毎回用事が入ってしまい参加することができず,今年になって初めての参加。
9:00から開始のこのイベント,大激戦になる事を予想して8:30に到着~。
このイベントは我が家が今まで参加した科学イベントの中でも最大級クラスで,約100種類のプログラムが準備されている。
プログラムは事前予約制のものと当日誰でも参加できるものに分かれており,事前予約はサイエンスデイ公式ページで行うようになっている。
事前予約は1人2つのプログラムまで。我が家が一番参加したかったのは大激戦のためあっという間に受付が終了していたが,なんとか2つの予約に成功した。
最初の予約プログラムが始まるまで少し余裕があったので,「バルーンスライム作り」に来てみた。やまがた「科学の花咲く」プロジェクトの皆さん主催。
スライムを作る道具は家にあるので息子は何度も作っているんだけど,今回のは「バルーン」ってところがポイント。ストローで膨らます事ができるスライムらしい。
「のり」の成分が少し違うみたいですねー。
バルーンスライムは完成したものの,予約イベントの時間になってしまい膨らます事ができず。残念・・・。
我が家が予約していたイベント1つ目「乾電池で動くコンピューターで動くおもちゃを作ってみよう!」に挑戦。CAMPの皆さん主催。
息子が手に持っているのが電池で動くコンピューター「クリケット」。
パソコンを使ってクリケットに動作を書き込み,モーター駆動のアイテムを動かすというイベント。楽しそうだ!
動作の書き込みはプログラミングになるのだが専用ソフトがチビッ子にも分かりやすく作られていて,基本的には動作がパーツ化されており,パーツをマウスでドラッグしながら組み合わせるだけ。時間的な要素だけ数値を入れる。
このソフト,めっちゃ分かりやすいね!
まずは動かすものの工作から。
相変わらず息子の発想は斬新だ(笑)。重心高すぎでしょ~。
以前仙台市科学館でやった「ロボコンジュニア」に出場したときから,メカトロニクスという分野の楽しさに目覚めた我が家。自分でプログラミングしてイメージ通りの動作になった時って楽しいよねー!
今回のイベントは小学校低学年にも対応するため簡単なプログラムしか説明されなかったけど,いろいろ開いてみると「条件分岐」やら「論理演算」なんかもあって本格的なプログラミングの勉強もできそう。
工作とプログラミングが完成したら,みんなの作品を並べて品評会。
みんなシンプルでバランスの取れている作品ができている中・・・。
ウチの息子の作品はこれ!
超ハデハデで,バランス悪っ(笑)!
一人ずつ発表し,組んだプログラムを使って動かす。
息子のは重心が高すぎて,回転させたときに全体が大きくしなって危ね~!しかもプログラミングで突然反転したりするし,大暴れ(笑)。
息子曰く「中に入っている物が動いて音がでるように作ったつもりなんだけど・・・。」
カップの中に入れたものが遠心力でズレて,振動が増幅するシステムになっちゃってるやん(笑)。
続いては,金属を溶かしてベーゴマを簡単に作るイベント(予約不要)。「簡単に」というところがポイントなのだ。
このイベントは,東北学院大学工学部機械知能工学科オプトメカトロニクス加工研究室の皆さんが主催。
まずは粘土に型を押し付けて・・・
金属を流し込む土台を作る。
そこに溶かした金属を流し込むだけ。めちゃめちゃ簡単でしょ!
「高温な金属を,こんな事しちゃって大丈夫なのー?」って思いますよね?
我が家が今まで体験してきた鋳物作りも,溶かした金属は高温で危険なので,安全でガッチリした型に流し込んでいたんだけど・・・。
このイベントの最大のポイントは,使っている金属なのだ。
息子が持っているのが今回使用した材料「Uアロイ」。低融点合金と呼ばれ,なんとお湯で溶かす事ができるんですねー!
100℃以下で溶ける金属って,初めて聞いた!
今回使っている金属は,なんと70℃位で溶かす事ができるらしい・・・。こんな金属が存在するなんて知らなかったよ・・・。
完成したコマを回して遊ぶ。
「これ使えば,釣りのオモリとかメタルジグとか作り放題なんじゃね~?」って思って「Uアロイ」でGoogle検索してみたら,ネットで普通に売っているんですね!
ただ値段が少々お高く,100gで1000円ちょっとって感じ。釣り道具は完成品を買ったほうが安いですね。
高価な金属なので,このコマも遊んだあとは返却して再利用していました。
「Uアロイ」って面白い金属です!
続いては「科学マジックショー ナノからスライムまで」に参加。予約していたイベントだ。東北大学・多元物質科学研究所の皆さん主催。
「金ナノ粒子」という,良く分からないが凄そうなものを作るらしい!
私は若い頃勉強をしない人間だったので(今でもしませんが)こういった話は非常に苦手なのだが,面白いトークを繰り広げる講師の方が色々と分かりやすく説明してくれ,とりあえずナノ粒子というのはめちゃめちゃ小さな物質だという事が分かった。
我々がナノ粒子を見るという事は,宇宙から地球上にあるビー玉を見るのと同レベルらしい・・・。
それは分かったんだけど,それを「作る」というところが分からないんだよなーと思いつつ,息子がいろんな液体を混ぜて,頑張って製作中。
できた!
これが金ナノ粒子・・・?なんだろうか?
う~ん・・・。
出来上がった液体をスポイトで吸い上げて紙に垂らし,紙を持ち帰る事ができる!
これが金ナノ粒子の・・・。う~ん・・・。
やっぱり説明できないっす!主催してくれた皆さん,ごめんなさい。勉強して出直してきます(笑)。
楽しいブースが多すぎてこのページがいつまでも完成しないので(笑),ここからは短文で紹介。
球状のネオジム磁石を使っていろんな実験をする。
2枚の金属とレモンを使って電池を作る実験。
よく科学系の本やネットで紹介されていますが,本物を見たのは初めてでした。
チビッ子に大人気の「ロボットバトル大会」!
磁気読み取り装置の原理紹介!
これはめっちゃ勉強になりました!
いろいろな「めっき」の展示なども!
とっても楽しいイベントなんだけど,人が多くて参加できるイベントが限定されるのが残念。「2日間やってくれたら2日とも参加したいねー!」って息子と話してました。
このイベントは毎年やっていたかと思いますが,ネットで事前予約できるイベントは1人2講座まで。
珍しい実験が沢山あって子供は飽きる事が無いでしょう!連れて行く方は大変だけど(笑)。