こども未来応援教室の会場(東北学院大学)を歩く

2016年3月21日

東北学院大学 多賀城キャンパスで行われた「こども未来応援教室2016」に行ってきました!

このイベントは河北新報社さんが取り組んでいる「今できることプロジェクト」の一環で,非常に多くの企業・団体・個人からの支援を頂き実現したもの。

「復興を担うこどもたちを応援」をテーマに,午前は「社会科学習」,午後は「仕事ワークショップ」といった内容でした。

こども未来応援教室の参加ハガキ

今回のイベントは事前応募による予約制で,自分の参加したいものを選ぶようになっていました。

午前の社会科学習は息子の第一希望だった「ロボットをつくる」,午後の仕事ワークショップは第二希望にしていた「サウンドクリエーターのお仕事」が当選。

午前の部:社会科学習

ロボットをつくる
- つくり方とつくれるようになる方法 -

(東北学院大学工学部さん主催)

こども未来応援教室の社会科学習「ロボットをつくる」の授業風景

「東北学院大学工学部 機械知能工学科 ロボット開発工学研究室 チーフロボットエンジニア」の熊谷正朗教授による講義。

タイトルが「ロボットをつくる」だったので私も息子もロボットの工作をするんだと思っていたら,「高性能なロボットを作れるような技術者になるための方法」といった感じの内容でした。

「ロボットとは何か」「メカトロニクスとは」「ロボット製作に必要な発想や考え方」から「ロボットを作れるようになるための学校選び」まで, 小学校低学年には少し難しい内容だと思うんだけど,熊谷教授の楽しいトークを交えたプレゼンで集中して最後まで聞くことができる,あっという間の1時間。

お父さん的には「フィードバックとフィードフォワードの違い」というのがめっちゃ勉強になりました。やっぱ先生の説明が上手いと分かりやすいなー。

東北学院大学工学部が開発した玉乗りロボット

約1時間の講義の後に休憩を挟み,次は実際にロボットを見て体験する時間。

おお,これが熊谷教授が製作した世界的に有名なロボット「玉乗りロボット」らしい!多少玉が動いても,ロボット自体が傾きを検出して補正を掛けるため倒れない!

このロボットをきっかけに講師の熊谷正朗教授は世界的に有名人になり,Wikipediaにも名前が載っているそうです。

凸凹道を進むことができるロボット

他にも凸凹を走破できロボットや,

ヘビのような動きをするロボット

ヘビのような動きをするロボット,自作UFOキャッチャーなども。

ロボット開発って大変でしょうけど,自分のイメージ通りのロボットが完成したときの充実感は最高でしょうね。

数多くのロボットを見て・体験して,将来ロボット技術者になるために,小学生が今できることを考えるという非常に充実した内容でした!

午後の部:しごとワークショップ

サウンドクリエーターのお仕事

(長登隆宗さん主催)

午後の部は「しごとワークショップ」というタイトルで,興味のある職業について,実際にその仕事に取り組んでいる人たちから話を聞いたり体験してみたりするという内容。

息子と「サウンドクリエーターって何だろうね~?」 なんて話しながら第二希望で応募していた。

まあ要するに,何をする職業なのか全く分かっていない我が家なのね。

礼拝堂に置かれている聖書

このホールは「礼拝堂」と言うらしい。初めて入ったような・・・。

そして講師の長登隆宗さんが登場。長登さんはサッカーの「クラブワールドカップ」のオープニング音楽とかACジャパンのピアノ曲,お菓子のCMなんかで使う音楽などなど,身近な音楽を作ったスゴい人でした!

そして長登さんが製作した過去の作品を見たり聞いたりしながら「サウンドクリエーター」という仕事について学んでみると,私が思うに「作曲家」みないな感じのお仕事で,技術や知識ももちろん大切ですが,センスとか想像力が重要な仕事なんですね。

どんな仕事でもプロになるというのは大変な事ですが,これから沢山の事を覚えて成長していく子供たちが,自分の将来を考えてみるきっかけになる良いイベントでした。

こういったイベントを通じて親子で将来を語るのも楽しいですね!