宮城教育大学の広場

7月31日(日)

毎年7月~8月にかけて、我が家はイベント参加が大量で一番忙しくなる月。今年は例年になくイベントが当選しまくって、ここ最近は「毎週イベントだらけの我が家。

今回は宮城教育大学さんにお邪魔しました!

今回のテーマは「」

今回当選したのは「ひらめき ときめきサイエンス」というイベント。たぶん「日本学術振興会」さんが中心になって小学校高学年から高校生までを対象に、科学の楽しさを体験する事を目的として様々なプログラムに取り組むというもので、多くの大学関係者が集まって実現しているようです。

そのイベントに初めて参加する我が家。今回は「音声会話も手話もできない人と会話するにはどうすればいいでしょうか?」というテーマで、障害を持つ人達への理解を深めつつ、科学工作も交えながら会話も手話もできない人とコミュニケーションを図る方法について考えていこうという内容です。

グルーガンでブザー吹鳴装置を作る息子

世の中には体が不自由であるために意思の疎通が難しくなってしまった人が沢山いるという事を教えて頂きました。

私は今まで、不自由なく会話ができて、体も自由に動くという事のありがたみを、あまり意識したことがありませんでした。身の回りにそういった人がいない場合は、私のように普段あまり意識していなかったり、なんとなく分かっているという程度の人も多いのではないかと思います。

私は今まで身体の不自由な人と意志の疎通を図るという機会がほとんど無く過ごしてきましたが、世の中には身体が不自由な人達と会話に近い事をするためにはどうすればいいかという事について、一生懸命研究に取り組んでいる人たちが沢山いるという事を教えて頂きました。

そして意思の疎通を図るための方法について教えて頂きながら、会話を便利にするためのアイテムを子供達が作っていきます。

完成したブザー吹鳴機

最初に作ったのは、電池とスイッチ、ボタンとブザーで構成された「ブザー吹鳴機」って感じのもの。

ボタンを押すとブザーが鳴るというだけのシンプルな工作。ブザーが「鳴る」「鳴らない」という2種類しかない単純な動作ですが、こんなシンプルなアイテムでも使い方を工夫すれば、素晴らしいアイテムに変身するんです。

「なるほど~。」今回のイベントは奥が深いです…。

音声録音機

今回のイベントは参加費無料なのに、なんと参加者(こども達)には昼食が出て、さらにお菓子も大量にもらえるという何とも太っ腹なイベント。

昼食を終えて、午後からは2つ目のアイテム製作に入ります。

このアイテムは音声を手軽に録音・再生できる装置。

音声録音・再生機の録音ボタンを押す息子

赤いボタンを押してマイクに向かって話すと録音され、青いボタンで再生します。

現在は携帯電話も普及していますが、こういったアイテムがあれば歩くのが困難な人などが、自分の意思を伝えるのに役立つことでしょう。

音声レター風に仕上げた録音・再生機

音声レター風に仕上げて完成~。いろんな飾りがあったけど、意外とシンプルに仕上げた息子。

今回は科学工作も楽しかったけど、工作以外の面でいろいろと考えさせられるテーマでした。

こういった研究がどんどん進んで、自分の意思を伝える事が難しい人達がコミュニケーションを取りやすい世界になるといいですね。

きらめき ときめきサイエンス
概 要