宮城県産業技術総合センターのイベント「技術のおもちゃ箱」で製作するベーゴマ

2014年7月5日

宮城県産業技術総合センターで行われたイベント「技術のおもちゃ箱」に初めて来てみた。

息子が一番やりたいと言っていた「ベーゴマ製作」。なんと金属を溶かして型に流し込んで製作する「鋳造」という製法で作る。

鋳造を小学生が体験できるなんて・・・すげー!

産業技術総合センターのイベント「技術のおもちゃ箱」でベーゴマ製作の準備

このイベントは10:00から開始だったのだが各イベントは定員があるため整理券を配る方式になっており,我が家は9:30に現地へ到着。今日もヤル気満々だ。

私が製作しているもう一つのホームページ,「2馬力ボートでロックフィッシュ釣り!管理人のつぶやき」で紹介した事があるんだけど,私は釣り道具の「ジグヘッド」というアイテムを鋳造した事がある。

お父さんも興味津々だ・・・。

宮城県産業技術総合センターのイベント「技術のおもちゃ箱」で挑戦したベーゴマ製作で使用する型枠

今回製作するベーゴマの型枠。宮城県の観光PRキャラである「むすび丸」が描かれたベーゴマを作る。

ちなみに今回のイベントは参加者が多いため写真撮影のフラッシュを自粛した。そのためピンボケが多い・・・。ご了承ください。

また,私が作る工作系のコンテンツは話が細かくて長い・・・。覚悟して見てください(笑)。

宮城県産業技術総合センターのイベント「技術のおもちゃ箱」でベーゴマ作りに挑戦。型に土を詰めていく。

まずは上写真のベーゴマの型に,土を詰めていく。

土の間にすき間ができるとベーゴマの仕上がりが悪くなるので,最初は細かい土を入れていき,しっかりと詰め込んでおく。

ベーゴマの鋳造に挑戦!型枠に入れた土を慣らして平らにする工程

多めに詰め込んで,その後に木を使って平らに慣らす。

ベーゴマの鋳造。型枠から土を取り出すためにハンマーを使って叩く工程。

型枠をひっくり返してハンマーで周りを叩いて土枠を取り出す。

 

宮城県産業技術総合センターでベーゴマの鋳造に挑戦!土枠が完成!

土枠が完成!

なかなかうまくできあがったね!

ベーゴマの鋳造~土枠を合わせる~

2人分の土枠を合わせるとベーゴマが2個できあがる枠が完成する。

なので,隣の子が作った土枠と合体させる。

ベーゴマの鋳造~土枠に溶かした錫を流し込む~

土枠をアルミのプレートで固定して,300℃以上に加熱した金属「錫(すず)」を流し込む。

さすがにこの作業はチビッ子がやったら修羅場になるので,係りの人が十分注意しながら流し込んでいる。

ベーゴマの鋳造

暫く冷やして割ってみると・・・。

おぉ~,すごい!

鋳物作り(ベーゴマ)

歯ブラシで綺麗に落として・・・。

ベーゴマの鋳造(鋳造後の切り出し)

ニッパーで切り離す。

ベーゴマの鋳造(ヤスリでバリを取る)

最後はヤスリで仕上げて完成!

ベーゴマの鋳造(出来上がったベーゴマを回してみる)

巻き方を教わって息子がチャレンジするも,これがなかなか難しく,会場では一度も回す事ができなかった。

「回し方」というよりも「ヒモの巻き方」なんだよね~。コレって。

私も今まで回せなかったんですが巻き方を教わって家で練習したら,回せるようになりました!

宮城県産業技術総合センターでエンジン組み立てのイベントにチャレンジ!

「エンジンビルダーになろう!」

続いてはエンジンの組み立てイベント「エンジンビルダーになろう!」に挑戦。

本物のエンジンがバラバラになっているので,それを組み立ててエンジンを始動しようというワクワクイベントだ。

ちゃんと組み立てできるかな?

組み付けするエンジンの部品

こんな感じでバラバラになっている部品を組み立てていく。

ピストンやらクランクシャフトやら,息子には何がなんだか分からないようなのだが,指導員の方が親切丁寧に教えてくれる。

大事な部分はトルクレンチを使って締め付けする。

だんだん形になってきたー!

宮城県産業技術総合センターでエンジン組み立てイベント(完成間近)

これを付けたら完成!

宮城県産業技術総合センターのイベント「エンジンビルダーになろう!」でエンジンを掛けてみる

ヒモを引っ張ってエンジンを掛けてみると・・・・・ブルル~ン!

おお~!拍手!

岩出山の達人から竹細工を教わる

岩出山の竹細工師に教わる「竹とんぼ作り」

岩出山で竹細工を専門としている方が来て,竹とんぼ作りを指導してくれた。

竹とんぼ作りの準備

職人さんがやるようなスタイルで?チビッ子たちが挑戦する。

岩出山の竹細工師に教わる竹とんぼ作り

竹の切り方を教わりながら息子が挑戦。

息子は深く切りすぎて竹に刃が食い込んでしまい,思いっきり力を入れている・・・怖えぇ~!

竹とんぼ作り(仕上げ)

指導してくれた方に仕上げてもらう。

っていうか,ほとんどやってもらう(笑)。

竹とんぼ作り(完成)

無事に完成!

重量バランスも絶妙に仕上げてもらった!

宮城県産業技術総合センターのイベントで真空実験

真空パックを作る

食べ物なんかで良く見かける真空パック。

どうやって作っているのかを見るイベントだ。

宮城県産業技術総合センターで真空パックを作るイベントに参加

テーブルにスポンジが置かれており,自分の好きな絵を描く。

このスポンジを真空パックに入れるらしい。

息子が描いた絵は・・・「仙台市のマーク」らしい(笑)。

ここは県の施設なので県職員の方々が担当していたようで,息子が市のマークを描いたため担当していた人達と盛り上がる。

真空マシンで真空パックを作る

できあがったスポンジを袋に入れて,真空を作る機械の中に入れる。

真空状態が分かりやすいように,少し空気を入れた風船とゴム手袋が入っている。

真空マシン内が真空になってきて風船が膨らむ

中を真空にしていくと・・・

おお~,風船が膨らんでいく!

真空パックのできあがり

できあがった真空パック。

息子の「仙台市マーク」に刺激され,担当の人が「宮城県のマーク」を書いて一緒に入れてくれた。

マニアックな真空パックだな(笑)。

宮城県産業技術総合センターの一般公開イベントで「水をはじく様子を比べてみよう」イベント

水のはじく様子を比べてみよう

水が付着した場所の材質や表面の違いによって,どれ位はじくのかを観察する。

今まで紹介したイベントと比べると地味っぽく見えるけど,息子が一番楽しんでやっていたコーナー。

水のはじき具合を観察

まずはいろんな物にスポイトで水を一適垂らし,水のはじき具合を観察する。

撥水具合を調べる機械で水のはじき具合を観察

次に撥水具合を観察するスペシャルなマシーンを使って水滴の角度を測り,撥水具合を数値化する。

撥水状態を調べる機械で水のはじき具合を観察

こういった研究機関のイベントって今までいろいろ行ったけど,この機械は初めて見たわ~。

中途半端に撥水加工をした商品も,ここで実験されたらバレバレですな。

宮城県産業技術総合センターに展示してあるハイブリッドカーのカットモデル

他にもハイブリッドカーのカットモデルとか・・・

宮城県産業技術総合センターで金属の破断実験

金属棒の溶接部分の強度を調べる,引っ張り試験機の実演。

思い切り棒を引っ張ったとき,溶接部からではなく棒の部分から切れれば強度OK。

太い金属棒の引っ張り試験なので,切れた時の音にビックリ。

3Dプリンターで作成したもの

3Dプリンターで作った物の展示。

3Dプリンターで作成したバイクの模型

3Dプリンターで作ったバイクの模型。

めっちゃ精巧に作られてるなー。

欲しいわ~,3Dプリンタ・・・。

宮城県産業技術総合センター一般公開イベントでもらった記念品の「3Dプリンターで作った飾りもの」

スタンプラリーでもらった記念品。これも3Dプリンターで作ったもの。

初めて行ったイベントだけど,めっちゃ面白かったわ~。

まだまだ紹介しきれない位のイベントがあり完全制覇できなかったので,来年も行ってみようと思います!